県立石川高校の日々

県立石川高校の日々

修学旅行だよりNo.10 とうとう最終日(T _T)

10月7日(金)

修学旅行も最終日となりました。今日はあいにくの大雨。しかし、昨日のUSJで雨が降らなかったことを考えると我々はラッキーだったと言えますね。この時期の雨は豊作につながるものだから前向きに考えましょうというバスガイドさんの言葉に一同納得しながら大阪城に到着しました。集合写真撮影を見送り早々に入場しましたが、あと少し遅かったら長蛇の列になってしまい、20分以上は雨の中で待たなければならないところだったということで、これまたラッキーでした。

 

次の見学地はなんばグランド花月です。アインシュタインや笑い飯などテレビでおなじみの吉本興業の芸人さん達を実際に見ることができて大感激です。桂文珍さんの落語は流石にベテランの貫禄があり素晴らしいものでした。現代の情報化社会という新しい題材をテーマにして、我々を飽きさせることなく言葉の世界にぐいぐい引き込んでくれました。新喜劇は笑いあり涙ありで大阪の笑いの文化そのものを味わうことができ、会場の全員が楽しい時間を過ごしていました。

 

修学旅行最後の見学地はカップヌードルミュージアム安藤百福発明記念館です。安藤百福氏は世界で初めてのインスタントラーメン「チキンラーメン」を生み出した人で、今や世界食となっているカップヌードルは彼の発想とあきらめない執念によるものです。ここでは自分のオリジナルデザインのカップヌードルが作れます。世界に一つしかないカップヌードルを手にして一同大満足。食べるのがもったいないですね。

 

帰路は雨の影響で若干飛行機の出発が遅れましたが、無事福島空港にたどり着きました。生徒たちは疲れはあるものの、みな満足そうな笑顔にあふれています。保護者の皆様、コロナ禍の中ではありましたが、修学旅行への参加にご理解いただき誠にありがとうございました。また、お忙しい中空港までの送迎をありがとうございました。おかげさまで高校生活で一番の思い出を作ることができました。これからは進路実現に向けて勉学に励んでまいります。生徒の皆さん、みんなの意識と心がけでとても素晴らしい旅行になりましたね。これを励みにこれからも全力でがんばりましょう。お疲れ様でした!

 

10月の生活目標

10月21日(金)

本校の生活委員会では毎月生徒達が生活目標とチラシを作成して校内に掲示してくれています。今月も校長室に掲示しに来てくれました。

「季節の変わり目、服装に注意し体調管理をしっかりしよう。」

まさにその通りですね。ここ数日秋晴れが続いているものの、朝晩と昼との温度差が激しく、身体がついて行けません。人によっては夏バテならぬ「秋バテ」に陥ることもあるそうです。症状はだるさや疲労、頭痛、めまい、食欲不振などだそうです。秋バテ予防には胃腸を整えて体力をつけることが大切。秋の旬の食材はおいしく栄養があるだけでなく、その季節のトラブルに対応した働きがたくさん詰まっているそうです。山芋やサツマイモ、椎茸などのきのこ類、その他秋のおいしいものを楽しんで秋バテを吹き飛ばしましょう!

MOTTAINAIを考えよう⑥ 規格外の果物でスウィーツ開発

10月19日(水)

食のMOTTAINAI班の企画が本格的に動き出しました。

現在2学年の生徒達は地域創造探究学習の一環として、「石川高校MOTTAINAIアクション」に基づき、規格外の果物を廃棄せずに利用して新しいスウィーツを開発しようと考えております。これまで、地元の果樹園やお菓子屋さんを訪ね、企画を練って参りました。本日は石川町の農村食堂「里のカフェ」からシェフの小野様をお招きし、生のリンゴやアップルキャラメルソースを使ったスイーツ作りの基礎を御指導いただきました。リンゴは地元の郷隆果樹園様からご提供いただいております。

焼き上がりは失敗作も成功作も様々でしたが、どれも味は一級品。この後も試行錯誤を繰り返し、おいしい完成品を目指し頑張って参ります。小野様、郷様をはじめ、御指導いただいた皆様、ありがとうございました。

MOTTAINAIを考えよう⑦ 新スウィーツ試食

10月31日(月)

本校では食品ロスを減らすために、規格外のリンゴを使用して新しいスウィーツを作ろうと取り組んでおり、現在、農村食堂「里のカフェ」様とのアップルパイ、「お菓子のさかい」様とのリンゴどら焼き、「ホズミソラ」様とのアップルカヌレを考案中です。

本日はお菓子のさかいの社長様が来校され、リンゴどら焼きをアップルカヌレを試食させていただきました。酒井秀樹社長から食とSDGsについて講話をいただき、石川高校の存続・発展が地域の願いであると有り難いお言葉をいただきました。これを励みにさらに頑張って参ります。酒井様、ありがとうございました。

高校魅力化町民ワークショップ ~県石が日本一になるには~

10月22日(土)

石川町の文教福祉複合施設MOTOGAKKOにて石川町高校魅力化事業中間報告と町民ワークショップが開催されました。

ワークショップでは石川町高校魅力化コーディネーターの増成育恵さんを中心に、東北芸術工科大学デザイン工学部コミュニティデザイン学科の学生さん達がファシリテーターを務め、「日本一高校生が通いたい高校ランキング2026で石川高校が日本一に輝いた、その理由は?」をテーマに話し合いがなされました。

まず「魅力がわからない」「校則が厳しい」「穏やかで雰囲気が良い」「伸びしろがある」「いろいろ学べるのがいい」など今の石川高校に関する率直な意見をどんどん出し合い、「食堂や給食などで美味しいものが食べられたり、購買部でケーキが買える」「面白い部活動がたくさんある」「制服コンテストを実施して自分たちで制服を考えられる」「生徒が先生に授業をする」「教員の平均年齢が30代」など斬新な取組のアイデアを話し合う中で、最終的には「学校の個性は何か」、「新しい学校を核にした町の発展を」「カフェ学科や観光学科、企業のノウハウを学べる学科など他にない学びを」「新幹線を誘致しよう!」など、石川高校と石川町の未来に向けたポテンシャルに期待を寄せる声がたくさん出されました。

今後もこのような機会をとおして町の皆様方と共に、地域にある学校のあり方を模索して行ければと思います。参加者の皆様、主催者である未来の準備室青砥様、ありがとうございました。

 

 

MOTTAINAIを考えよう⑧ リンゴのスウィーツはいかがですか! ~石川町オータムフェスタ~

11月3日(木)(文化の日)

町と商工会などによるオータムフェスタがMOTOGAKKOで開催され、体験イベントや飲食・販売など多数の催しが行われました。本校からは食のMOTTAINAI班の生徒達が参加し、現在「お菓子のさかい」様と共同開発中である規格外のリンゴを使用したお菓子の試作品をお客様にお配りし、試食していただきました。試食いただいた皆様にはアンケートにお答えいただきありがとうございました。皆様のご意見を完成に向けて役立たせていただきます。

 

キャリアチャレンジ中間発表会

11月11日(金)(ポッキーの日)

本校では学校設定教科でキャリアチャレンジという授業を実施しています。これは「いしかわWORK&LIFE教育」の一環で、生徒が毎週1日朝から事業所で実習を行わせていただき、1年間で6単位を修得できる教育システムです。実習を受け入れてくださっている企業や事業所の皆様に感謝申し上げます。

本日はその中間発表を行いました。2年生はポスターによる発表。3年生はスライドを使ったプレゼンテーションの形式での発表となります。会場には石川町長様を始め、町議会議員の皆様、企業の皆様など多数のご来賓の方々もお越しくださいました。お忙しい中ありがとうございました。

まだまだ荒削りな内容でしたが、2月15日の成果発表会に向けてさらに精進を重ね、充実した発表ができるよう頑張って参ります。皆様、キャリアチャレンジ成果発表会にぜひお越しください。

MOTTAINAIを考えよう⑨ 木材再利用でスロープ作り

11月29日(火)(いい肉の日)

2学年が総合的な探究の時間で推進している「いしかわMOTTAINAIアクション」の「環境のMOTTAINAI」班が使用済みの木材を再利用して車椅子用のスロープを設置しました。

この木材は、東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村ビレッジプラザで活用されたものです。東京オリンピック・パラリンピックのレガシー(社会遺産)を末永く残したいと考え、譲渡いただきました。

校務員の黒川さんの技術指導のもと、生徒達がヤスリがけやビス止めなどを行い立派なスロープが完成し、バリアフリーを1歩進めることができました。他にも本校では花壇の土留めや網戸窓枠、ゴミの仮置き場などの木工加工も行っており、手作りをとおして「いしかわMOTTAINAIアクション」を具現化しています。

この取組はSDGsの17の目標のうち、3,7,11,12,13,15に該当するものと考えております。

イルミネーション点灯式

12月2日(金)(日本人宇宙飛行記念日)

石川町では学法石川高校と県立石川高校の有志生徒達が協働で町のリビングプロジェクトという町の活性化事業を展開しています。その一環で今年も鈴木重謙屋敷がイルミネーションで彩られました。点灯式では石川町長のご挨拶の後、サンタに扮した生徒達のカウントダウンで一斉に明かりが灯され、小さな子供達の大きな歓声が響きました。寒い季節になりましたが、ぜひ心温まるイルミネーションを見にいらしてください。

総合的な探究の時間中間発表会

12月13日(火)(ビタミンの日・美容室の日)

本日は5・6校時を使い、総合的な探究の時間の中間発表を行いました。生徒達が5つの会場から自分の興味ある発表を選び、巡回して視聴する形式です。

前後半の2部構成とし、2年生は「時間」「食」「環境」「エネルギー」の各MOTTAINAI班がそれぞれ2つずつ、計8班に分かれて発表。1年生は語り部について2つの代表班が発表を行いました。

この総学の時間に展開している地域創造探究学習はキャリアチャレンジと並ぶ、いしかわWORK&LIFE教育の2本柱の一つであり、本校の特色化を担う大きな学びです。2年生はSDGsに基づく石川高校MOTTAINAIアクション の実践についての発表、1年生は震災被害を後世に語り継ぐための研究報告であり、どれも地域とともにある石川高校を具現化するために不可欠な学習活動です。

2月15日にはキャリアチャレンジ成果発表会と併せて、総合的な探究の時間の成果発表も行いますので、ぜひご来校ください!

 

本校は昨年度から「震災と復興をを未来へつむぐ高校生語り部事業」に取り組んでいます。

被災地は浜通りだけではありません。本校では当時の石川町と福島空港の状況について研究しています。

「山﨑先生!クイズの答えはどれでしょう?」「2番」「残念!正解は全部でした。」

                 これがリンゴどら焼き「りんどら」で~す!

         「お菓子のさかいさんと開発したリンゴどら焼きがテレビでも取り上げられました!」とPR。

しっかり反省して改善につなげます。

               時間のMOTTAINAI班は各班をサポートして編集時間の削減に協力しています。

エネルギー班はへちまや朝顔のグリーンカーテンで教室内を涼しく保つ研究の発表。

環境班は石川町の景色をマップと共に紹介。

環境班がパソコンを駆使し、キャラクターがしゃべるムービーで活動報告。かなりの完成度です。

環境班が作成した町のPRポスター。「いしかわまち」の6文字を頭文字にキャッチフレーズを考えました。