お知らせ

本校の総合的な探究の時間「地域創造探究」について

 石川町は過疎地域として、全国に比して著しく人口減少や高齢化の進行に直面しており、地域活力の低下や生活環境の整備など課題が山積している状況です。そのような石川町に立地する唯一の県立高校として、本校が地域文化や地域産業と連携し、個性豊かな地域社会の構築へと参画することは、本校の教育活動の充実とともに、本校生徒のキャリアの形成や人間的成長に大きくつながるものです。さらに、将来の石川地域、ひいては福島県を新たに創造していく人材育成に大きく寄与すると考えられます。

 本校においては、教科横断的に、特に「総合的な探究の時間」において、石川町との連携協力を図りながら地域創造探究活動を行っています。この活動はSDGs(持続可能な開発目標)の11番目の目標である「住み続けられるまちづくり」にも合致するものであり、石川町の魅力的で自立的なまちづくりに向けて貢献することも目標の一つとした教育活動としていきます。

地域創造探究

「総合的な探究の時間」中間発表に向けて

2022年11月30日 15時33分

 12月13日(火)、本校において「総合的な探究の時間」の中間発表会が開かれます。

 2年生は、「食」、「環境」、「時間」、「エネルギー」分野について、それぞれ「MOTTAINAI(もったいない)」の視点から、自分たちの暮らす地域の課題に目を向けています。

 生徒からの未来を創っていく発想に乞うご期待です。

 

 1年生は、震災と復興に関する地域課題探究をとおして、福島における震災、復興、未来について、自分のことばで語る学習、「語り部」活動を行っています。

 これまで、伝承館での震災学習、そして石川町役場から鈴木茂彰(防災環境課課長)様をお招きし、防災に関する理解を深めました。

 また、福島空港ビル株式会社 薄井義広(総務部副参事)様より、震災当時に福島空港が担った役割について講話をいただき、地元石川郡における震災当時の状況を考える大きなきっかけとなりました。

 現在は、フリーアナウンサー・ラジオパーソナリティ、宗方和子様から、朗読をとおして、聞いている方へメッセージを届ける表現力について指導を頂いています。

 1年生の魅力的なプレゼンにも期待がふくらみます。